![いつかキミに、会いに行くから。 ファンタジックボーイズラブ。 ※2011年2月5日発行の改訂第三版以降は新装版になります。 【立ち読みサンプル】 緑の傾斜 ルカが言う。 「この辺りは昔、一面草原だったんだって」 「ホント […]](http://www.tknk.info/wp-content/uploads/2011/02/359dec2da35c85fd10e97ef2774f0333.jpg "玉手箱 Green Garden")
書誌情報
※この作品は成人女性向け小説です。18歳未満の閲覧、ダウンロードはご遠慮下さい。
（編著）有川憂
- 装画：色崎
- ページ数：33
- 価格：無料
- ファイル形式：PDF
- 発行日：2010/10/10
- 改訂日：2011/02/05
いつかキミに、会いに行くから。
ファンタジックボーイズラブ。
※2011年2月5日発行の改訂第三版以降は新装版になります。
【立ち読みサンプル】
緑の傾斜
ルカが言う。
「この辺りは昔、一面草原だったんだって」
「ホントかな？ この灰色の傾斜が？」
僕が体を起こすと、ルカは笑って、
「だからいつかきっと、花は咲くのさ」
裸で寝転がった僕の肩胛骨の間を、つ、と指でなぞった。
「ルカ、そこ好きだよね」
「だってヨミのここには羽根があるもの」
【続きは本編で！】
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静寂のファンタジーだなというのが、初読時の印象です。
しかし、何度も読み返すごとに新しい発見があります。
キャラクターの「命」というものを、痛いほどに感じてしまいました。
描かれている内容で私が一番惹かれたのは、根底に流れる美しい絆です。
私は本書に、「愛は、美しければそれでよい」と教えられた気がします。
確かに、美しい愛が心にあれば、美しくない現実なんて、いくらでも彩れますものね。
私（男性）は普段、ＢＬを読まないのですが、本書に刻まれた〈美しい愛〉にはすっかりやられました。
表紙絵の美しさと内容の美しさが見事にマッチしています。
やさしく美しい森の中にいるような幻想的な物語です。
木の根のような２人の絆を感じてください。