書誌情報
※この作品は成人女性向け小説です。18歳未満の閲覧、ダウンロードはご遠慮下さい。
(編著)有川憂
- 装画:漆原密花
- ページ数:60
- 価格:無料
- ファイル形式:PDF
- 発行日:2010/11/28
- 改訂日:2010/11/28
不幸のどん底に、追い打ちをかける残念な「緑」のアイツ―――!
人は、外見を愛するのではないのです。ええ。多分。
色々がっかりなコメディーBL、推して参ります。申し訳ない。
【立ち読みサンプル】
プロローグ
住み慣れた海沿いの街。
その日、俺――公平は、したたか酔っぱらって防波堤沿いをフラフラと歩いていた。
海沿いに生まれた者の慣れで、サンダル履きのまま防波堤を越え、テトラポットの上を歩く。イガイでも採ってつまみにするか。
そのまま足を滑らせた俺は海に落ち、海面に背中を打ち付けた。目の端を緑色が過ぎった。
滑らかで膨らみのない胸のライン、碧いジョーゼットを纏ったような尾鰭、白い肌に映える緑のツインテール。その手が俺を引き上げるところで、意識が途切れた。
【続きは本編で!】
待ち望んでいた配信にワクワクです(^^)。
出会った人魚の、息をのむほどの残念さ。
そして主人公・公平の、容赦なくダメカッコいい救われなさ。
なのに胸キュンしちゃうくらい切なく、甘い♡。
「これで萌えてていいのかorz>自分」……そんな気持ちになれること間違いナシです。読後にこみあげてくるやり場のないミョーな悔しさが癖になりますw。
有川先生、サイコーっす(^^)/。
ガッカリとBLという、真逆の単語がこんなにもしっくりくるなんて!
お話の骨子は王道だと思います!
そこに、過度なキュンキュン度とガッカリ感とがトルネードとなって
感情に襲い掛かる…そんな感想です。主人公も人魚も、たぐいまれな魅力に溢れています。
なんといっても、他に似ているキャラに出会った記憶がありません。
ラストでは不覚にも涙が出ました。
残念だけどかわいらしい「男の娘」な人魚姫。
アンデルセンの救われなさを見事に払拭したハッピーエンドが素晴らしいです!
BLだけどそれだけじゃない、元気の出るお話ですよ~^^
いい意味で気が狂っています。
どうオチを付けるのかと読みながら心配になりました。
そして抱腹絶倒。
かなり満腹です。BLというよりコメディとして評価したい一冊。
ええ。
ええ、なんて残念なんでしょう。
こんな残念な話、そう簡単には読めません。
なんだかこの人魚は私の師匠によく似ていますね。
……前から生臭いと思ってたんですよ。