玉手箱 手折る指先

甘さ、苦さ、淡さ。 それぞれの書き手が織りなす、様々な物語。 その指先は、時に密やかに、時に雄弁にアナタへ語りかける―――。 【立ち読みサンプル】 青い孤独 水崎沙亜乃 初めて会ったのは病院。 僕は患者で貴方は新人の医者 […]

書誌情報

※この作品は成人女性向け小説です。
18歳未満の閲覧、ダウンロードはご遠慮下さい。

(編著)高田公太

  • 装画:嘉弖苅悠介
  • ページ数:51
  • 価格:無料
  • ファイル形式:PDF
  • 発行日:2011/01/13
  • 改訂日:2011/01/13

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甘さ、苦さ、淡さ。

それぞれの書き手が織りなす、様々な物語。

その指先は、時に密やかに、時に雄弁にアナタへ語りかける―――。

【立ち読みサンプル】

青い孤独 水崎沙亜乃

初めて会ったのは病院。

僕は患者で貴方は新人の医者だった。

子供の頃から何度も入退院を繰り返していた僕は、心が荒んでいたのだと思う。

「君は自分自身に絶望しているんだね」

言われて初めて気が付いた。

もう全てを諦めていたと思っていたのに。

さざ波のような鬱屈を貴方に見破られ、恋が始まった。

【続きは本編で!】

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