それは、夏の終わり。
最後に残った夏休みの宿題を持て余す小学生。
花火とロケットとお父さんと僕の、夏の日のワンシーンを描いた物語です。
【立ち読みサンプル】
お父さんと花火
見にいけたら……その先が思いつかなくて、僕、松下桃郷はペンを放り出した。
夏休みの宿題はぜんぜんはかどらない。新学期が始まる前に残りの宿題を片付けてしまわないと、夏休みの最後の楽しみである花火大会には連れていってもらえないのに。
お母さんは早く算数のドリルと作文をやれってうるさいけど、僕にとってはドリルなんかより花火大会のほうがずっと大事だった。
なんていったって、花火大会はすてきだ。
【続きは本編で!】
★オーディオドラマ版「36000キロの瞳」
http://www.nicovideo.jp/watch/nm20548120
あの36000キロの瞳が、オーディオドラマになりました。
出演:
朗読、松下桃郷、お姉さん……こはらまりか
松下市道………………………… こたろー
桃郷と市道の父………………… つくね乱蔵
クレジットナレーション………… ゑな
演出:
雨宮淳司
※2013年7月24日にKindle版がリリースされたため、KDPの規約に基づきPDF版の公開を終了しました。
人工衛星を開発する父。
花火大会を待ち焦がれる少年。
このキャラ設定だけでも広義のSF的飯三杯はいける。
挿絵とページ配色、手書き原稿用紙などのギミックが小品に彩りを楽しみつつ、思わず一粒がホロリとくるラストまで一気に読めます。
四畳半と宇宙がつながる物語、強くオススメします。
SF者はハンカチの用意を。
とてもきれいな本です。装丁もイラストも、文字も紙も、仕掛けられた小技も。
紙の本なら、どれほど単価が…などと、ちょっと生々しいことを思ってしまうほどに
贅沢な仕様です。イラストと本文の相性が素晴らしく、読了後に表紙を見返して、
目頭が熱くなりました。優しい感情でも涙が出るんですね…。
物語の舞台は都会のど真ん中なのに、このド田舎感はなんだろう……。
子供の頃はこんな風だったなあ、と懐かしく思い出します。
最先端科学と田舎のバランスが時代背景を不明瞭にしていて、作品執筆から20年近く経過した現在でも、まったく違和感を感じません。
小学生くらいのお子様の、夏休み読書感想文の素材として是非オススメします。
夏休みに最もイヤな宿題、読書感想文を書く為に図書室から借りて行った本。
それが思いのほか面白くて、一気に読んでしまった。。。
そんなアノ時の感情が蘇りました☆
舞台は東京、しかもお父さんは最先端技術の仕事。
それなのにどこか懐かしい。
主人公とお兄ちゃんの関係もとてもイイ。
ちょっぴり切なくて、とってもあったかいお話です。
ぜひ、手に取ってみてください。
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