時代の波に消えていったものたちがいる。
時代の波に消えていった言葉達がある。
死して尚、彼らはその存在を、我々に知らしめようとする。
「死語」というキーワードに寄せられた、まさかの実話怪談集、開闢。
【立ち読みサンプル】
ボインちゃん もけたろう
二次会でスナックに行った時の話。
少し離れた場所に二人のオジサンが座り、にやにやとこちらを見ながら話し込んでいた。トイレに行こうと横を通り過ぎた時、会話の内容が聞こえた。
「あのボインいいな」
「ああ、かなりのボインちゃんだ」
店内にいる女の子は皆スレンダーで、巨乳は一人もいなかった。
【続きは本編で!】
とにかく感情が忙しく揺さぶられる一冊です。
ぶはっwと噴いたかと思うと、即、容赦ない恐怖が仕掛けられているとか、
ニタニタ読んでいても、ふと、「あれ、今の話って…」と、じわっと怖さが
滲んできたりとか、そりゃあもう大忙しです。
再読、再読、で、さらに魅力が増すお話が多いです。
知ってる死語から知らない死語までいろいろありましたがw物語から言葉の意味を探るのも面白いかもしれません。
歴史は繰り返されるといいます。
この言葉達がまた日の目を見る日がやってくるかも!?w
個人的には「大将、ガレージねっ!」が好きですww