陵/辱/涙 猫科の愛玩動物

堕ちて毀れて弄ばれて。 黒蜥蜴と対を成す、 愛玩動物の物語。   【立ち読みサンプル】 眼光  連れていかれるのが「かじろ」という男のところであることは、義也も理解していた。男たちが交わす会話の中で、その名が何 […]

書誌情報

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(編著)須藤安寿

  • 装画:色崎
  • ページ数:236
  • 価格:無料
  • ファイル形式:PDF
  • 発行日:2011/10/14
  • 改訂日:2011/10/14

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堕ちて毀れて弄ばれて。

黒蜥蜴と対を成す、

愛玩動物の物語。

 

【立ち読みサンプル】

 連れていかれるのが「かじろ」という男のところであることは、義也も理解していた。男たちが交わす会話の中で、その名が何度も繰り返されていたからだ。

 この半月ばかりの間、義也の所有者だった男たち。彼らは繰り返し殴り、蹴り……代わる代わる犯して、泣き喚く義也の姿をビデオに撮った。

「……気に入らないっすね。竿師風情が気取りやがって。何であんなヤツにウチの兄貴が腰を低くしてんです?」

「おい、滅多なことを言うなよ。痛い目を見るぞ」

 まるで汚れた荷物のように扱われ、転がされた車の後部座席。義也は息を殺して彼らの会話に耳をそばだてていた。殴られた傷が、ずきずきと痛む。呻き声を堪えるのは容易なことではなかった。

【続きは本編で!】

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