猫が好き。猫と一緒に暮らしている。ずっと一緒にいたい――。
人よりも短い生を生きる猫との最後の時間を、克明に綴ったプライベートストーリー。
余命二カ月の猫との最後の時間、あなたならどう過ごしますか?
【立ち読みサンプル】
麟太郎に出会うまでの僕
僕の親父は魚屋だった。
魚屋と猫の関係なんていうものは、得てして良好であることはない。親父は干物を咥えて逃げていく猫のことを嫌っていたし、僕の家には犬とインコがいたから、生活の中に猫が入り込む余地はなかった。
小学生の頃、野良猫を撫なでようとして手痛い反撃を喰らったことがあった。不意打ちだったので、結構な深手を負った。
だから、何となく猫は苦手だった。
【続きは本編で!】
※2013/03/9からKindle版として配信されています。kindle版は配信開始後、kindleセレクトに基づく無償配信期間があります。kindleセレクトの規定に伴い、PDF版の配信の配信を終了しました。このため、「お持ち帰りボタン」または「QRコード」からは、PDFファイルではなくAmazonの書誌ページに移動します。
電車内では危険な書物です。
出先でダウンロードして読んだら絶対泣くと確信していたので、無理を承知で刊行日の朝に全部読みました。
もう一度顔を洗わねばならない程の滂沱の涙。うちの愛猫は23歳まで生きて、尿毒症と寿命で逝きましたが、最期の時を思い出しました。万夜さんが来た時が涙のピーク。どうもありがとうございました。
すべての猫好きは必読の書だと思います。
これ、たくさん人がいるときと授業中、仕事さぼり中に読んではだめです。
あまりの感動と悲しみと、新しい命との再会で涙うるうるですから。
私はこの夏、6月9日に17年間一緒にいた息子(猫さん)をなくしました。まさに腕の中で逝ってしまった、この瞬間を追体験してしまう、危険な本です。
万夜ちゃんが来た日のページを読んで、わたしも一緒に追体験しました。
逝ってしまうひとつの命、再開したひとつの命、どちらもきらめく大切な命。
きっとあなたも、特に猫好きさん読んだら、たまらなくいとしい一冊になると思います。
たくさん泣くこと請け合いです。しかし、嫌な涙は、一切出ません。
「ねこ」のお話ですが、きっと読む人の愛する対象にダブらせて
読んでしまうのではないかと思います。
命のお話です。優しいし、厳しいです。
可愛い可愛い”ペット”から苦楽を共にする”家族”へ。
生き物と暮らすということは楽しいことと同時に悲しく辛いことも付いてくる。
”親”は一生を共にするという覚悟が必要である。
頭で分かっていても、心では見失いがちです。
私も猫好きですが、まだ実際に飼ったことはありません。
飼う前にこの本に出会えてよかったです。
今一度自分に問いたいと思います。
すべてを供にする覚悟がお前にあるのかと。。。
本の構成についての感想は、大きい文字で短い文章で区切られており、さらに日記的なのでとても読みやすかったです。重い内容なのに一気読みできました。
大人も子供も読んでほしい一冊です。
たくさん泣きます。
でも、とても成長させられます。
私も猫の家来ですが、いつかこの日が来ると思うと、心が痛くなります。
でも、その日のその瞬間まで幸せでいてもらえるように精進しますと、思わせてくれる作品でした。
新しい君主との出会いまでは、まだ想像できないけれど、全身全霊で生きた後なら、きっと、巡り合わせに感謝できると思います。
ありがとうございました!
たのむ、出版してくれ
ダースで買うよ、みんなに配るよ
去年、白血病で死んだ猫の主治医が精神的に滅入って引退しちゃったんだ
是非、麟太郎の本を贈ってあげたい