織姫と彦星の逢瀬の日、七夕——。
年に一度に、ロマンチックな出会いをする二人の物語を、
竹の子執筆陣が料理するとこうなった!?
「七夕」の日にお送りする、特別企画アンソロジーです。
【立ち読みサンプル】
私は誰ァれ? 黒実操
そいつは――。
一年に一度、やってくる。
七夕の夜に、少年探偵のもとへとやって来る。
塀に乗り、しかし明らかに足元が危うく、グラグラと立っている。
大きなシルクハットをかぶり、顔一面を覆う蝶の形をしたマスク。見るからに、動作にも視界にも支障がありそうだ。
【続きは本編で!】
久々の新刊、竹の子書房が贈る七夕本が出来ました。
なんとか7月7日に間に合いましたね。
もっとも北海道は旧暦で七夕を行いますので、この地では一ヶ月ほど後なのですが。
今回の本は、表紙が発表されていた時点で話題になっていた本です。
今までの既刊にはなかった自然の美しさ。実に素晴らしい。
また著者陣も美麗な文体の方々ばかりでして、よい仕上がりだと思います。
私の文体ではイメージを損ねると思い、今回は参加遠慮したのですが正しい判断でしたなあ。私ではどうやっても脂ぎってしまうもので。
黒実操『私は誰ァれ?』と窓凛『短冊~天帝の懐事情~』。
前者は世界観が、後者は織姫の見事なビッチぶりが素敵です。
私の壷は大体このへんに埋まってました。
この本を読んだ他の方々の壷も、どのあたりで見つけたか教えて頂きたいものですね。
え、表紙ですか? もちろんそれもアリでw
先日、小学校へ訪れた時に教員の先生と廊下に貼られてる七夕のイラストを見て
「ね?1年に一度なんて我慢できる?」と話を振られました。
・・・何を我慢なのかは、先生の名誉の為にここでは控えさせていただきますが。
そんな汚れ切った大人(笑)にも是非読んでいただきたい1冊です。
冬のバレンタインとホワイトデー企画に参加が出来なかったので、今回チャレンジしてみました。
えーと・・・・・浮いててすいません(土下座)
すいませんついでに1つ。
サデさんに「天上も地上も」男性側を【熱っぽく】朗読して欲しいなぁ(ΦωΦ)ウフ♥
女性側はサデさんご指名で☆
この表紙は手描きイラストである!写真ではない! 繰り返す! この表紙は手描きイラストである!写真ではないッ!!
主要な星々が正確な位置に描いてあります。芳賀沼先生、渾身のお作品です。
口絵、本文挿絵、地のイラスト等、実に視覚的にも美しく楽しい一冊です。
本文も、相変わらずの個性溢れる執筆陣の乱舞です。
どなたさまにもお気に入りのお話が、必ずや見つかることと存じます。
今回、個人的意見を述べさせていただきますと、水崎沙亜乃先生の
『私の住む星 あなたの住む星』が特に心に残りました。もともと、こういうスイーツで
オシャレなお話は苦手なはずなのですが、このお作品に関してはとことん胸に響いて
いるのです。不思議ですが、これも七夕の贈り物でしょうね♪
天文学的数字の表現のひとつに「星の数ほど」というのがありますが
本当に星の数ほど「七夕」にまつわるお話があります。
嬉しい話、切ない話、怖い話、悲しい話。
そんな「星の数ほど」あるお話の、ひとすくいが竹の子書房に登場です。
必ずや心に降る話が見つかります。
お話も素敵ですが、口絵で泣いてしまいました。
個人的には、「公太君のお嫁さん」を望んだ娘さんの今後が心配でございますww
初の中編創作での参加、大変楽しかったです。
十人十色、それぞれの著者様のそれぞれの個性が出ている、お腹いっぱいの一本です。
もりかさんの「未来へ」 読むのがつらいほど胸が締め付けられました。叶わぬ想いならいっそ、と気持ちを押し殺す表現や互いを思いやる気持ちの遠まわしな表現、大変素晴らしかったです。
黒実操さんの「私は誰ァれ?」 コミカルな恋愛模様が黒実節で描かれています。正直悔しいです。嫉妬するほど面白かったですw
是非また参加させてください。
七夕をコンセプトに送る、竹の子書房のアンソロジー本です。
笑いあり、スリルあり、きゅんあり。個性豊かな作家陣が色々な作品を披露しています。
個人的には、有川憂さんの「アル・ナスル・アル・ワーキ ~落ちる鷲~」や、寺川智人さんの「ふたつ星」の、青春の時の流れの狭間に見える、切ない空気感がある作品が心に残ってます。
貴方のお好みの七夕がきっと見つかります。
まず表紙の美しさに溜息を吐いていただこう。
そして、世界観のしっかりした『私は誰ァれ?』を。
次は『短冊~天帝の懐事情~』で笑ったあと、
『私の住む星 あなたの住む星』や『ふたつ星』でしっとりと。
いや、私の薦めになど従わずともぜひ読んでお探し下さい。
それだけの作品が、ぎゅっと詰まっております。
自分の作品タイトルが何となく「ア○ル」と略せそうなのが、
悔しいです……orz
七夕にまつわるお話が詰まった1冊。
悲しい話しも、嬉しい話しも、いろんな七夕がここにあります。
表紙のイラストも素敵すぎて、ため息が出る1冊です。
そんななか、単嫌作家として参加できたことを喜ぶべきか…
どちらかというと、素敵なお話の中で、ぷかぷかと浮いている気がし…ありません。